出川哲朗の行動力に感心させられた話

 
 最近、たまたま人気テレビ番組イッテQを見る機会があり、夕食を取りながらぐだぐだ見ていたんだが、ある企画にたどり着いたときはたと気づかされる事が多かったのでここでシェアしたいと思う。企画名前は忘れたが、海外のロケで出川哲朗と河北麻友子のコンビが様々な難題にチャレンジしその過程をおもしろおかしく扱った企画だ。今回私が見たのは、ニューヨークで英語を話せない出川が指定された目的地までたどり着くという企画だ。英語でのヒントは与えられず全て日本語で目的地をディレクターから告げられ、試行錯誤しながらなんとかたどり着くというもの。私が一番感心させられたのは、最小限の知識と目的を達成しようとする時に出てくる知恵、そして行動力と自信がそろえば、人の力を借りながら自分の目標を達成してしまう事だ。

前提条件

  • 出川の英語は中学生以下
  • ニューヨークの地理を知らない
  • リアクション芸人としてのプライドと自信
  • 出される課題は全て日本語
  • この前提条件で出川は企画に望む訳だが、当然人を頼らないと目的地にたどり着けない。

思いついたらすぐ実行

 アイディアが浮かんだら躊躇なく実行する。それが間違いの表現かどうかより、間違った表現でも理解してもらう事が重要と考える。できるだけ表情やジェスチャーを豊富に使い、間違った表現でなんとか自分の疑問を知ってもらおうと粘る。自分からあきらめない、相手が難色を示したり、理解できない事を聞いて初めて道を聞くターゲットを変える。

物怖じしない

相手が誰であろうとカメラを持って一人でひたすら聞き込む。相手がどういう状況だとかあまり考えずに、理解してくれる人間が現れるまで言葉を変え、ジェスチャーを変えながらアタックしていく。

分からなかったらすぐに尋ねる

物怖じしないというカテゴリーに入ると思うが、分からなかったら周囲の人間に必ず確認をして納得するまで目的地の名前を連呼してもらう。

笑顔をわすれない

職業柄そうなのかもしれないが、これは意外と重要だ。相手に警戒心を抱かせない為に終止笑顔を貫いて、快く道案内に応じてくれるような態度を取る。

周囲にアンテナを張る

"自由の女神"に行く課題が出されたとき、出川は自由の女神が白だと思っていたが、緑色だということに土産物屋のショーケースに飾られたミニチュアを見た事で気づいた。目的にとらわれないで柔軟に周囲を見渡していれば、ヒントになる物も偶然出てくる可能性がある.

まとめ

結局、演出があったかは分からないが、大事な事は用意周到な準備よりも、実際に行動によって得られる細かい失敗のフィードバックと少ない知識を最大限活用しようとする知恵が重要だということが分かった。ほとんどの人は道を聞く前に立ち止まって辞書を調べだすに違いないだろう。そうすれば失敗は少なくて済むが、結局のところスピードは遅くなるし無駄な時間を浪費してしまう事になる。とりあえず行動に起してみる事が重要だという事に気づかされる。