キャメロン,ジョンソンに起業コンサル受けてきました(妄想の中で)

 今回は15歳のCEOの著者で起業家のキャメロンジョンソンに商売の極意について、彼の自叙伝を交えながらコンサルしてもらいました。商売を自分で立ち上げるまでのプロセスをシンプルに解説してもらいました。


労働を学ぶ

両親が子供扱いせずに、徹底的にお金の管理について教育したと書かれている。 労働の対価として賃金を受け取るという経験を幼少からしている。その労働とは我々も幼い頃経験している、家事の手伝いや、親戚のお使いという類いのものだが、一般的な家庭では、"家事の手伝いは無償でやるものだ、育てているのはこちら側だ、子供は自我が芽生えたら我々にある程度奉仕するべきだ"という恩着せがましい発想になりやすい。
彼の俺に対するアドバイス(妄想)
お金をもらって感謝されるという体験をお手伝い労働を通して学ばせるというのは日本ではあまりない発想だ。両親の僕に対するお金教育の力量であろうが、年齢に関係なくこのプロセスは商売を始める上で非常に重要なモチベーションにつながる。どんな成功した起業家でも最初の小さな成功体験が商売のベースになっているという事は疑う余地もないだろう。

野菜の訪問販売

彼が最初に商売を始めたのは4歳のとき、親戚の農家に父親と野菜を取りにいったとき、あまっていたトマトを余分にもらい路上際で商売を始めた。最初はなかなか思うように売れず、試行錯誤の末に訪問販売に切り替え一軒ずつ営業してまわっていた。売り上げは徐々にあがり他の野菜も販売するようになる。
彼の俺に対するアドバイス(妄想)
 とにかく思い立ったらすぐ行動に移す。売れるか売れないか悩むのは自分のアイディアを行動に移した後。売れなかったら売れるまで改善を繰り返すのがコツ。ちなみに子供という利点を生かして同情を引いて購入させるのも一つの手段だ。もちろん良心が傷むような売り方は控えるべきだろうが、結果にフォーカスして自分の利点や使えるリソースは全て使って、あらゆる知恵を絞り、試行錯誤を繰り返せ。

レモネードスタンド開業

近所の路上にレモネードスタンドを出すが、すでに競合が一番集客力のある場所をおさえて商売していたため、同じ事をやったのでは競争に勝つ事はできない。またそこで知恵を絞り、商品の差別化をはかる事にする。ブラウニーやクッキー、マフィンを抱き合わせで販売すると効果が売り上げにあらわれてきた。また人通りの少ない立地条件の短所を補うため、看板を掲げて目立つようにアピールし声かけで人の注意をスタンドに引きつける。こうした集客努力、見込み客へのアプローチが功を奏し良い立地を占領していたライバルが撤退していった。
彼の俺に対するアドバイス(妄想)
 競合分析の末に商品の差別化をはかるという事は何もむずかしいことではなく、単に状況から見て提示されている条件の中で同じ路線で戦う事は不毛なので、ライバルにはない特徴を出しただけ。大企業も展開する事業が大きいから分析に時間がかかるだけであって、やっている中身は同じだ。君だってそうするだろ?

パソコンを覚える

9歳のときにクリスマスプレゼントとしてパソコンをプレゼントされた。学校から帰れば、宿題をとっとと終らせ熱中した。色々操作しながら手探りで動かし方を学んだため、何度も壊れる事も会ったが、飽きる事なく何時間でも熱中した。
彼の俺に対するアドバイス(妄想)
 好きという事は重要だ。僕の好きという感情の原点は好奇心から来ている。新しいもの、珍しいものに触れた時の興奮はおさえられない。だから年齢に関係なく好奇心は持っておくべきなんだ。僕の場合はたまたまパソコンに出会って、他の商売よりも長続きしたけど、君も自分の好きなものを見つけるまで行動を辞めちゃダメだ、好奇心を捨てたらダメだ。やりたという信号が出たらとりあえずやってみよう。

パソコンで印刷事業を開始する


パソコンのOSにあらかじめインストールされているアプリケーションプログラムを使って、名刺やカレンダーがデザインできることを学ぶと、印刷事業を思いつき様々なデザインを思いついては印刷し父や母、親戚に販売していった。時が経つにつれて口コミが広まり、正式に事業として登記することになる。
彼の俺に対するアドバイス(妄想)
 自分が今できるスキルは何?自分が今持っているリソースは何?どんなに小さな事でもいいから知恵を絞ってどうやって価値を生み出せるか考えてみよう。大事な事は完璧な商品やサービスはこの世に存在しないってことだよ。最低限お金を払ってもいいと思える価値を提供できる具合になったらとりあえず市場にだしてみてお客さんの反応をみながら改善を繰り返すのがユーザーにとって良い商品、サービスを生み出す近道だよ。

9歳で会社を設立する

 印刷会社の売り上げが上がるにつれて、正式な事業への可能性に思いを馳せる。  会社の設立にあたり、立ちはだかった壁は法人口座を銀行に開く事。9歳という年齢で法人口座の開設について相談に乗る銀行は全くなく、難航を強いられる。それでもあきらめずに片っ端から銀行を訪問しては説得していき、ついに法人口座の手続きを進めてくれる銀行がみつかる。
彼の俺に対するアドバイス(妄想)
 その事業を進める上で最も優先すべきことは、どんな困難が立ちはだかろうとやりとげなければならない。枝葉末節の部分にとらわれて、幹すなわち本質を見失っては目標に到達する事は難しい。会社を登記するにあたり口座を開設するのは優先課題で最も重要なプロセスだ。だから目標の本質を見抜いて優先課題をクリアできる行動計画を立てよう。